高橋みなみ JKTに“子供扱い”された!?

[ 2012年2月28日 11:20 ]

ジャカルタ市内でインタビューに応じたAKB48高橋みなみ

 AKB48が初のインドネシア・ジャカルタでのライブを成功。妹分で、現地を拠点とするJKT48と海外初共演を果たした。

 JKT48と一緒に「会いたかった」「ヘビーローテーション」を歌うなど約3000人を魅了。日本の公演ではおなじみの「MIX」と呼ばれる合いの手を完璧にマスターする現地ファンもいて会場は異様な熱気に包まれた。

 高橋は「ここは日本か!って思わず言っちゃいました。ライトを振ったりAKBのグッズを持ってきてくれたり。ステージが終わってもずっと高まってました」とほほ笑む。

 JKTと共演した2曲で現地ファンのボルテージは最高潮に達した。いずれもAKBの代表曲として数え切れないほど歌ってきたが、リハーサルで新たな展開があった。

 「JKTはJKTとして出来上がってる。日本は日本の振り付けがある。いざ踊りだすと、振り付けを教わった環境が違うから、微妙に動きが違うんですね。言葉が違うからどうやって伝えたらいいかわかんなくて、その振りはノー!ってジェスチャーで指摘したり。結局、私たちがJKTに合わせようと思って、逆に教えてもらった。(AKBとJKTが)ミックスされた振り付けは新しかったな」

 もっとも、リハーサルでは苦労を重ねた。「ヘビロテ」のマイクスタンドパフォーマンスではJKTのメンバーが高橋のスタンドを持って行ってしまうトラブルも起き、JKTと共演した2曲だけで1時間以上を費やした。

 「いつもの4倍くらい時間を割いた気がする。振り付けで気になった点をJKTに伝えるために、日本人のスタッフから通訳を介して言ってもらう必要があった。海外でいいパフォーマンスを披露するためには一曲一曲に相当時間をかけないとダメなんだということを学んだ」

 それでもライブは成功し、終了後には出演メンバー全員と喜びを分かちあった。

 「日本の女の子とジャカルタの女の子が一緒に歌っている。客観的に見ると凄い光景だなって感じた。インドネシアの空気感もつかめたし、彼女たちの無邪気さやキラキラ感を共有できた。本当に来られてよかった」

 JKT48とゆっくり会話できたのは今回が初めて。交流を重ねる中で、新たな魅力も感じた。

 「笑顔がキラキラしてる。見ていて気持ちがいいし、凄く応援したい気分になった。12歳の子がいたり年齢層が若いんだけど、凄く大人っぽく見えるんですよ。私何歳に見える?って聞いたらサーティーンって言われた。ノー、ノー!トゥエンティー!って言ったら、ワオ!ってびっくりされました(笑い)」

 海外活動が増える中で、今回の遠征は「いい経験になった」という。

 「日本のポップカルチャーは独特。行くからには魅力を発信したい。もっと海外の姉妹グループが増えて、一緒に現地でライブをする機会が増えたらいいですね」

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2012年2月28日のニュース