桂三枝 ハプニングでタクシー代14万円 吉本興業に請求する?

[ 2012年2月23日 09:38 ]

猿田彦神社で六代桂文枝襲名の報告と披露公演の成功を祈願した桂三枝(右)

 7月に上方落語の大名跡「桂文枝」を襲名する桂三枝(68)が22日、三重県伊勢市の「猿田彦神社」を訪れ、7月16日から約1年半にわたり開かれる襲名披露公演の成功を祈願した。

 物事の最初に現れ、万事を良い方向に導くと言われる猿田彦大神への落語奉納では“体験したばかり”のネタを盛り込んだタクシーの噺(はなし)を披露した。実は弟子が準備した着物の丈が合わず、自身の羽二重の着物を取りに帰るため前日の夜11時から伊勢市内のホテルと大阪・池田市の自宅をタクシーで往復。「戻ってきたのは朝の5時半でした」とドタバタ騒動を明かしたが、「無事着いたのも、寝不足なのにすがすがしい気分なのも猿田彦大神様のおかげ」と感謝も忘れなかった。

 思わぬハプニングも即座に創作落語のネタに変えた三枝。後の会見では「神様の笑い声がちょっと聞こえた気がした」と満足げ。「往復合計で14万円かかったタクシー代を吉本興業に請求していいか神様に聞こうと思って忘れてました。“請求しなさい”と言ってくれると思う」と話し、笑わせる一方、神前で襲名報告を済ませ、「現実なんだなと実感した」と表情を引き締めていた。

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2012年2月23日のニュース