武井咲 “天使と悪魔”1人2役に初挑戦!

[ 2012年2月16日 06:00 ]

テレビ朝日の連続ドラマ「Wの悲劇」に主演する武井咲

 女優の武井咲(18)が4月スタートのテレビ朝日の連続ドラマ「Wの悲劇」(木曜後9・00)に主演する。過去に薬師丸ひろ子(47)が主役を演じ映画化されたサスペンスの名作で、武井にとってはゴールデンタイム(午後7~10時)初主演となる。お嬢様と不良少女という1人2役にも初挑戦し、「責任の重さを感じる」と意気込んでいる。

 原作は、夏樹静子氏の同名小説で、累計約250万部、海外でも10カ国で約20万部を売り上げた人気作。84年には薬師丸主演で映画化。スペシャルドラマとしても10年にTBSが菅野美穂(34)主演で制作するなどしているが連続ドラマ化は初めて。脚本はテレビ朝日「交渉人」(08、09年)などを手掛けた寺田敏雄氏が手掛ける。

 武井が演じるのは、大財閥に生まれ何不自由なく育った和辻摩子(20)と、うそをつき人を欺きながら生きてきた天涯孤独な施設育ちの不良少女の倉沢さつき(20)。ドラマでは、容姿がそっくりな2人が自らの意思で互いの人生を入れ替え、さまざまな事件に遭遇しながら成長していく姿が描かれる。武井は、「1人2役ということで、自分の演技の経験値を試されているような気がしていますし、1つの作品で2人の自分を演じられるのも楽しみ」と、3月中旬の収録開始が待ち切れない様子だ。

 これまでフジテレビ「オトメン(乙男)」(09年)では今風の元気な女子高生、テレビ朝日「アスコーマーチ」(11年)では工業高校に通う頑張り屋の女子高生を演じるなどしてきた。しかし、人を欺く“悪女的”な役は初めて。飯田爽プロデューサーは「健康的で可愛くてピュアな武井さんの汚れた姿を見てみたかった。天使と悪魔の顔をしっかりと見せてくれると思う」と期待。武井は「プロデューサーさんから“思いっきり悪い武井を見せてほしい”って言っていただいたので、普段の私では見せないような姿を楽しみたい。そして、自分でも知らない自分を見つけてみたい。ドラマともども私のお芝居も楽しみにしていただけたらうれしいです。頑張ります」と張り切っている。

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2012年2月16日のニュース