「迫力ない」イケメン大野拓朗 1カ月で悪い男に変身?

[ 2012年1月30日 15:18 ]

舞台「レシピエント」制作発表に登場した(左から)吉川友、大野拓朗、三上市朗、佐藤江梨子、加藤和樹、橋本淳、柳沢貴彦、G2氏

 2月29日に初日を迎える舞台「レシピエント」の制作発表が30日に都内で行われ、ダブル主演を務める女優の佐藤江梨子(30)、俳優で歌手の加藤和樹(27)をはじめ、出演者らが顔をそろえた。

 臓器移植をテーマにした本作。臓器移植を受けて性格が変わってしまう取り立て屋という難しい役どころに挑む加藤は「中学の頃から臓器移植で性格が転移するという不思議な現象に興味がありました」といきなり意外な一面を見せ、驚かせた。「人体の不思議をどうお芝居で表現するか、これからの稽古で作り込んでいきます」と意気込み。歌手としての顔も持つ加藤はユニット「JOKER」として本作のテーマ曲も担当。「普段は前向きな曲を書いたりするんですが、脚本を読んで、生きていくうえでの辛さや痛みを詞にしました」と話した。

 そんな加藤演じる取り立て屋・会田の部下の一人を演じる大野拓朗(23)はこれまでテレビを中心に活動し、今回が初舞台。大野は「腹式呼吸、発声から勉強しています。自分の役の幅がどう広がっていくのか、芝居力がどれだけ伸びるのか、すごく楽しみです。精いっぱい少しでも目を引く存在になれるようにがんばっていきます」と力強く宣言した。

 加藤、大野らイケメンぞろいの男性陣を見渡し、演出のG2氏が「好感度が高い笑顔の彼らを舞台上では怖い顔つきの悪い男に1カ月で変えたい」と不敵な笑みを浮かべると、大野も「僕からはきっと男らしさや迫力を感じないと思う。本番に向けてそんなところが自分に備わったらうれしい」と受けて立つ構えだ。

 制作発表には、ほかにも橋本淳(25)、柳沢貴彦(24)、吉川友(19)、三上市朗(45)が出席。2月29日~3月11日、東京・紀伊國屋ホールで上演される。

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