芦田愛菜 史上最年少受賞!夢は「ピアノ弾ける女優」

[ 2012年1月25日 06:00 ]

モデル顔負けのポージングをする芦田愛菜

 東京映画記者会(スポーツニッポン新聞社など在京スポーツ7紙の映画記者で構成)が選ぶ第54回ブルーリボン賞(11年度)の各賞が24日、決定した。新人賞は「うさぎドロップ」などの芦田愛菜(7)が史上最年少で受賞。一方、「一枚のハガキ」の新藤兼人監督(99)が史上最年長で監督賞に輝いた。作品賞は園子温監督(50)の「冷たい熱帯魚」が選ばれた。

 新人賞の最年少記録は原田知世(44)が「時をかける少女」(83年)で打ち立てた16歳を大幅に更新。音楽やドラマ、バラエティーでマルチな才能を発揮する芦田が映画でも存在感を示した。

 7人の記者に囲まれ、戸惑った様子を見せながらも「素晴らしい賞をいただけてうれしい。もっともっとお芝居の勉強をして頑張っていきたいです」とハキハキと喜びの声を聞かせた。

 「阪急電車~片道15分の奇跡~」では、宮本信子(66)演じる老夫人の孫娘役。「うさぎドロップ」では、子供嫌いだった主人公(松山ケンイチ)と同居し、徐々に心を通わせていく少女役を演じた。寂しげな顔を見せたり、愛らしく笑ったり、感情を爆発させて泣き崩れたり、くるくる変わる表情で観客の心をわしづかみにした。

 自由自在な表現力で「天才子役」と呼ばれる。でも素顔は小学1年生。読書が好きで「今はエジソンさんを読んでいます。“(天才は)99%の努力と1%のひらめき”というのは、本当にそうなのかな」と屈託ない笑顔を向ける。学校では二重跳びを特訓中。「できる子もいるけど、なかなか、みんなコツを教えてくれない」と、口をとがらせる姿も愛らしい。

 将来の夢は「ピアノが弾けて、楽器屋さんをしている女優さんになりたい」。1メートル13のちっちゃな大女優。未来は無限の可能性に満ちている。

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