栗山先生やりました!「海の日」増田麻美さん 日本一へ第一歩

[ 2012年1月24日 06:00 ]

<2012ミス日本グランプリ決定コンテスト>堂々と水着審査に挑む「海の日」の増田麻美さん(中央)

ミス日本グランプリ決定コンテスト

(1月23日 東京・新宿)
 「海の日」に選ばれたのは、白鴎大4年の増田麻美さん(22)。こちらは同大教授を務めた日本ハムの栗山英樹新監督(50)の教え子。増田さんの笑顔の裏には、栗山監督の教えがあった。

 大学1年の時、当時、白鴎大で教授を務めていた栗山監督のソフトボールの授業を受けた。「授業は男女一緒だったため、できる人とできない人がいた。その中で、先生はそれぞれの良いところを褒めて、生徒の中に飛び込んでいった。その姿を見て、私も先生のような周りを明るくできる人になりたいと思いました。今回のコンテストでも、その思いを持って、周りの雰囲気をよく見ながら臨みました」

 「海の日」は、海洋業界への理解と関心を高める役割を担い、海洋イベントや安全啓発活動などを行う。大会委員長の和田優子さんは「安心感を与える明るい親しみやすい笑顔がポイントだった」と語っており、栗山先生の教えを受けた増田さんの思いが審査員にも届いたようだ。

 もともとは教師を目指していた。小学校と中学校の教育実習を昨年、済ませており、小学校教諭と中学校の体育教諭の免許を取得予定。一方で、「卒業前に思い出をつくりたかった」と昨年4月に東京で行われたファッションイベント「ガールズアワード」の「シンデレラガールオーディション」に応募して、グランプリに輝き、「モデルもやってみたい」という気持ちが芽生えた。

 母・常子さん(56)に相談すると、インターネットでミス日本の募集を見つけて、勧めてくれた。その常子さんと父・利美さん(57)は栃木県の自宅から高速バスで会場に駆けつけ、愛娘の受賞を「本当にうれしい」と喜んだ。

 今後は海上保安庁などのポスターにも登場する予定で、現在の夢となった「日本を代表するモデル」の第一歩となりそう。「栗山先生には、何事にも挑戦してやってみることも教わった。いろいろとチャレンジしていきたい」。これからも先生の教えを胸に進んでいくつもりだ。
 
 ▼日本ハム栗山監督 本当に?凄いね!おめでとう!増田さん、覚えてるよ。教育学部の学生は真面目で、心が一生懸命の子が多かった。外見も爽やかで、そんな生き方ができているから選ばれたのかな。僕もうれしいよ。

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