英語放送のアナウンサーだった二谷英明さん 名車のCMには15年出演

[ 2012年1月8日 07:06 ]

肺炎のため81歳で死去した俳優の二谷英明さん

 テレビドラマ「特捜最前線」などで知られる俳優の二谷英明(にたに・ひであき)さんが7日午後4時58分、肺炎のため入院先の東京都新宿区の慶応病院で死去した。

 同志社大文学部英文科を中退後、54年にラジオ佐世保に入社し約2年、司会や英語放送のアナウンサーを務めた。

 日活入り後は小林旭、宍戸錠ら武骨なキャラがそろう中、知的な青春スターの代表格として人気を確立。俳優人生を通じ、日活時代を含め100本以上の映画に出演した。

 71年に日活を退社後は主にテレビドラマで活躍。テレビ朝日で77年4月に放送が始まった「特捜最前線」は警視正役で主演。渋さあふれる演技ではまり役となり、87年まで放送509回を数える長寿番組となった。

 一方、ドラマのスポンサーともなった日産自動車「セドリック」のCMに、72~87年の15年間にわたり出演。重厚な二枚目キャラで車のブランドイメージアップにひと役買った。

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2012年1月8日のニュース