Perfumeに憧れも独自路線 ご当地アイドル1位は広島の女子大3人組

[ 2012年1月2日 09:15 ]

 アイドル界に押し寄せる地方分権化の波――。ホリプロ主催のご当地アイドルNo・1決定戦「U.M.U AWARD2011」が12月27日に都内で行われた。

 U.M.Uとは、U(アンダー)M(メジャー)U(ユニットアイドル)のこと。脚光を浴びるメジャーアイドルグループの裏で、地域に根付いた活動をするご当地アイドルたちの存在がそこにはある。

 地方アイドルの頂点を決めるべく、開催された第2回大会では、書類検査、地方予選を勝ち抜いた10組の決戦大会出場グループが登場。制限時間5分以内のパフォーマンスで競い合い、審査員の投票でNo・1が決定した。

 グランプリに輝いたのは広島代表の3人組「まなみのりさ」。谷野愛美(20)、岡山みのり(21)、松前吏紗(20)の現役女子大生ユニットで、07年8月にデビュー。グループ名は3人の名前「まなみ」「みのり」「りさ」を組み合わせたものだ。

 地元では絶大な人気を誇っている。ドット柄のスカートにリボン、手袋を色違いでそろえ、最新シングル「ドレみそ☆ロック!」など3曲を披露。どこか懐かしい雰囲気をかもし出しながらも、可愛らしく元気よく、ステージ上で輝いた。

 地元で5年間活動してきたが、コンテストに出場するのは初めて。緊張から、リハーサルの出来は最悪だった。気を取り直し「優勝とか気にしてたら気持ちがやばいから…」(みのり)と気負わず挑んだ本番。駆けつけたファンが、地元広島カープのカラーと同じ赤いTシャツにピンクのペンライトで声援を送り、晴れ舞台を盛り上げた。

 人気ユニット「Perfume」を輩出したアクターズスクール広島の出身で、“第二のPerfume”との呼び声も高く、武道館のライブを見に行くほどあこがれている。

 それでも、パフォーマンスは3人独自。「広島で待っとるけんねー。全国の方に知ってほしい」とみのりが呼びかけた。

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2012年1月2日のニュース