人気音楽プロデューサー“枕営業”強要?逮捕も完全否認

[ 2011年12月30日 06:00 ]

 警視庁野方署が準強姦(ごうかん)容疑で人気音楽プロデューサーの大沢伸一(44)を逮捕していたことが29日、分かった。部下の女性に取引先の男性とわいせつな行為をさせた疑い。しかし、逮捕から4日後に処分保留で釈放されており、女性に“枕営業”を命じたとされる時間帯にアリバイがあるとの情報も浮上。大沢は「100%無実」と容疑を全面否認している。

 逮捕容疑は11月、自身が経営する会社の部下の女性に対し「取引先の男性の相手をしてほしい。そうしないと会社がつぶれる」と命令し、都内のホテルで男性にわいせつな行為をさせた疑い。

 野方署によると逮捕は14日。準強姦容疑としたのは、大沢が女性に対し、命令に従わなければ解雇されると思い込ませたことで、女性が抵抗できなくなったと判断したため。大沢は取り調べに「全く身に覚えがない」と容疑を否認しており、18日には処分保留で釈放された。同署は「捜査を続けている」としている。

 大沢は29日、自身のホームページで「この事件に関与してることは全くありませんし、身に覚えがないことと完全に否認しています」と説明。さらに「100%無実なので信じてください」と強く訴えた。

 容疑を全面的に否認する中、明確なアリバイがあるとの情報も浮上している。知人によると、大沢は女性に命令をしたとされる時間帯は京都でマッサージを受けていた最中で、その時間帯に女性への携帯電話の発信履歴もないという。

 所属事務所はホームページで「本人は容疑を完全否認し現在釈放されており、通常の音楽活動に復帰しております。また、自身の潔白を証明するためにも、引き続き警察の捜査には全面的に協力してまいります」と説明。自らの潔白を証明するように、この日深夜もクラブイベントに堂々と出演。大みそかの音楽イベントなどにも予定通り出る意向だ。

 大沢はクラブシーンで活躍しており、ソロプロジェクト「MONDO GROSSO」でも活躍。複数の曲を編集して新たな曲を生み出す「リミックス」を得意とし、歌手のクリスタル・ケイ(25)や安室奈美恵(34)、ギタリストの布袋寅泰(49)らの楽曲プロデュースを務めたこともある。

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2011年12月30日のニュース