仁科亜季子の父…歌舞伎、映画で活躍の岩井半四郎さんが死去 

[ 2011年12月25日 19:55 ]

 歌舞伎の立ち役のほか、映画やテレビでも活躍した歌舞伎俳優の岩井半四郎(いわい・はんしろう、本名仁科周芳=にしな・ただよし)さんが25日午前0時46分、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。84歳。東京都出身。葬儀・告別式は29日正午から東京都中央区築地3の15の1、築地本願寺第二伝道会館で。喪主は長男仁科周興(にしな・ただおき)氏。

 父は日本舞踊家の花柳寿太郎。1935年に歌舞伎の初舞台を踏み、39年に二代目市川笑猿、51年に十代目岩井半四郎を襲名、幅広い芸域で知られた。

 映画にも積極的に登場、代表作は黒沢明監督の「虎の尾を踏む男達」など。テレビドラマでは、NHKの「風神の門」など時代劇に多数出演した。日舞は岩井流宗家。

 長女の岩井友見、次女の仁科亜季子も俳優。

 97年1月、国立劇場の「壇浦兜軍記」が最後の舞台だった。

 筋無力症患者を支援するボランティア活動にも取り組んだ。

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2011年12月25日のニュース