坂東玉三郎 被災した茨城・大津漁港を激励

[ 2011年12月5日 06:00 ]

東日本大震災で被災した茨城県北茨城市を訪れ「あんこう鍋」を食べる坂東玉三郎さん(左端)

 歌舞伎俳優の坂東玉三郎(61)が4日、東日本大震災で被災した茨城県北茨城市の大津漁港を訪れた。公民館では約100人の住民を前に「これから寒くなり、皆さんが大変な時期を過ごしていることを忘れてはいけないと思っています」と激励。漁港近くの食堂では、住民らと茨城の冬の味覚「あんこう鍋」を囲んだ。漁師井上淑恵さん(57)は「宮城や福島に比べ、被災地としては目立たないのに来てくれた」と喜んでいた。

 4月に「今年の出演料の全てを義援金に回したい」と表明するなど、早くから被災地支援を表明。9月には宮城県の仮設住宅を訪問。今月中旬には福島にも足を運ぶ予定で「住宅や産業の立て直しのため、集まったお金を早く地域にお渡ししないと」と訴えた。きょう5日には同県や被災した笠間稲荷神社(笠間市)に計500万円を寄付。同神社では復興祈願の舞も奉納する。

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2011年12月5日のニュース