甲府が舞台「サウダーヂ」が最高賞　仏ナント三大陸映画祭

　フランス・ナントで開催された第３３回ナント三大陸映画祭で２９日、甲府市を舞台にした富田克也監督（３９）の映画「サウダーヂ」が、最高賞の「金の気球賞」を受賞した。現地入りした監督らから日本の配給担当者に連絡が入った。

　同映画祭はアジアとアフリカ、ラテンアメリカの作品が対象で、１９９８年に是枝裕和監督の「ワンダフルライフ」も同賞を受賞している。

　「サウダーヂ」は土木建築に従事する主人公らを通し、地方の現実を浮かび上がらせた。８月のスイス・ロカルノ国際映画祭でも批評家による批評家賞を受賞している。（共同）