秋元康氏に直訴した篠田麻里子「運を自分のものにしたい」

[ 2011年11月29日 10:43 ]

上から目線でポーズを決める篠田麻里子

 篠田麻里子(25)が初センターを務める新曲「上からマリコ」が12月7日に発売される。9月20日の「第2回AKB48じゃんけん大会」を前に総合プロデューサー・秋元康氏(55)は別の新曲を用意していたが、篠田の勝利を受けて急きょ、篠田の個性を生かしたこの曲を完成させた。デビュー前にカフェ店員やビラ配りもしたAKB48劇場(東京・秋葉原)でマリコ様の思いを聞いた。

 ――「上からマリコ」の歌詞は自分に通じるところがありますか?

 「“無茶(むちゃ)ぶり”とか“僕にはティーンエージャー”とか…。私はおとなに見えて誰よりも子供の部分があるので、そういうところを秋元さんはよく見ているなと思いますけど“サディスティックな奴(やつ)”は違うと思います(笑い)」

 ――先日の囲み取材では「ドMなんです」と告白してましたけど、本当にドM?

 「私は人に何かやってあげることが好きで、年下とかかわいがるのが好きなんです。だからなんで“上から”かなあと思いますけど、でも、ファンの人から見るとSのイメージが強いのかもしれませんね」

 ――蜷川実花さんが撮影したジャケット写真は文字がリボン風になっているところや衣装など篠田さんの意見を相当反映しているそうですね。

 「おしゃれな感じにしたいと思いました。“上からマリコ”とただタイトルを書くと、くさくなっちゃうと思ったんです。女の子にも“可愛い”って思ってもらえるデザインにしたかったのでリボンにこだわって作ってもらいました」

 ――AKB48の歴史上、メンバーの意見がそこまでCDに反映されることはなかったのでは?

 「なかったですね。以前は自分の意見を言っていいのか分かりませんでした。でも、西武ドーム(今年7月22~24日の公演)の時に秋元さんが私たちに“みんなは自分の意見がないのか?”って言ったんです。“コンサートの時、その曲が盛り上がるか盛り上がらないか、みんなはいつもステージで体感しているから分かっているのに、誰も意見を出さないのはどういうことだ!?”って」

 ――西武ドームで盛り上がらない曲があったからですね!?

 「私たちはずっと決められたセットリストでやっていたので、それを変えていいものなのか分からなかったんですけど、その時初めて“意見を言ってもいいんだ”って思いました。最近は“この曲はファンが好きだから、やったら盛り上がります”って意見を言えるようになって、今回、たまたまじゃんけんで勝ってセンターをいただいたので“CDのジャケットはこうしたいです”と言いました」

 ――秋元さんに直訴?

 「秋元さんに直接言いました。そしたら“好きにしていいよ”って。じゃんけん大会の前に秋元さんから“みんな、運を持っているんだけれど、その運を自分のものにできるかどうかが本当の実力だ”と言われたんです。その運が自分に回ってきたので、自分のものにしたいと思いました。自分自身が満足して、みんなが“格好いい”“おしゃれ”って言ってくれるようなジャケ写にしたいと思って、そこはこだわらせてもらいました」

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