破天荒な生き方で注目…立川談志さん死去、毒舌もう聞けず

[ 2011年11月23日 16:05 ]

立川談志さん

 落語家で元参院議員の立川談志(たてかわ・だんし、本名松岡克由=まつおか・かつよし)さんが死去したことが23日、分かった。21日午後2時24分、喉頭がんのため死去した。75歳。東京都出身。別式は近親者のみで済ませた。後日、お別れの会を開く。

 古典落語の名手で、破天荒な言動と生き方でも注目を集めた立川さんは、1952年(昭27)、五代目柳家小さんさんに入門した。63年に談志を襲名し、真打ちに昇進。テレビ番組「笑点」の司会で売れっ子となった。

 71年、参院選全国区に出馬し当選、75年には沖縄開発政務次官に就任したが、記者会見での発言がもとで、約1カ月で辞任した。

 83年には落語協会を脱退、立川流を設立し、自ら家元を名乗って後進を育てた。古典落語の名手として知られる一方、歯に衣着せぬ毒舌は有名だった。

 著書に「現代落語論」など。97年、早期の食道がんを公表した。

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2011年11月23日のニュース