心臓手術の武田鉄矢 ソフトバンクVに「胸にしみるね」

[ 2011年11月21日 06:00 ]

09年、球場を訪れソフトバンクの秋山監督と話す武田鉄也

 8年ぶりに日本一となったソフトバンクに、芸能界の鷹党も喜びを爆発させた。先月21日に心臓疾患の手術を受けた武田鉄矢(62)は最終戦までもつれた優勝争いを「体に悪いよ」と心臓をドキドキさせながら病院で観戦。優勝が決まると「胸にしみるね」と感慨に浸った。

 先月21日に「大動脈弁狭窄症(きょうさくしょう)」の手術を受け、都内の病院でリハビリに励んでいる武田は、病室のテレビで観戦。前日の敗戦で逆王手をかけられた最終戦を前に「体に悪いよ」と胸を高鳴らせながら見守った。

 今シリーズのホーム初勝利で日本一。昨年までクライマックスSで敗れ続け「短期決戦に弱い」と言われたチームだっただけに「ファンとして随分待たされた」と胸をなで下ろした。

 秋山監督の胴上げを見届けた応援団名誉会長の武田が“贈る言葉”は最高級の賛辞。「何度も悔しさをかみしめ、悲運に泣き、手にした栄光。日本一になるべく日本一の苦労を体に刻み込んだアスリートたち」と称えた。さらに東日本大震災が日本に暗い影を落とした一年にも触れ「とてつもない不幸があった年だからこそ、ホークスの優勝がひときわ胸にしみる」と喜びを爆発させた。

 術後のリハビリでもホークスが力になっている。速歩きで散歩する際には、球団から贈られた特製ジャンパーを着用。「TAKEDA」と書かれ、背番号は「1」。来年3月には福岡・博多座で主演舞台「101回目のプロポーズ」が控えている。お決まりの“ユニホーム”を羽織ってリハビリに励む。

 所属事務所によると、今週にも担当医と話し合い、遅くても今月中には退院できる見込み。

 術後の初仕事は94年から続く文化放送のラジオ番組「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の収録になる予定。手術前にストックしていた分が少なくなっており、事務所は「場所は決まっていないが、2週間以内には収録すると思う」と説明。12月5、12日のどちらかで術後初めての肉声が聴けそうだ。

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2011年11月21日のニュース