高橋英樹 初悪役で東山紀之に「見事に殺されたい」

[ 2011年10月19日 06:00 ]

テレビ朝日のスペシャルドラマ「必殺仕事人2012」に出演する高橋英樹

 少年隊の東山紀之(45)が主演するスペシャルドラマ「必殺仕事人2012」(テレビ朝日系、来春放送)で、高橋英樹(67)が悪役に初挑戦する。人を奴隷のように働かせる土木業者の棟梁(とうりょう)役。「桃太郎侍」「遠山の金さん」など長く正義の味方を演じてきたが、「ずっと斬られたいと思っていた。見事に殺されたい」と張り切っている。

 1961年にデビューして以来、悪役は初めて。袖口にラメがあしらわれた金模様の羽織というド派手衣装で登場し「より憎たらしく、より怖そうに演じたい。悪の神髄を見せたい」と抱負。そんな高橋を斬る役の東山は「自分の母親が桃太郎侍を“日本一!”と言いながら見ていた。僕が斬っていいのか、いやダメだよな」と戸惑いを見せて笑いを誘った。

 高橋が演じる土木業者の棟梁は、役人と手を組み囚人たちを奴隷のように働かせた上、弱った囚人を殺害していく。長年演じてきた正義の侍とは真逆の役どころだ。オファーを受けた際は「“やった”というのが第一声だった」と振り返り「何万人の悪人を斬ってきたか分からない。だから斬られ方が分からない。ずっと斬られたいと思っていた」と長年の秘めたる思いを明かした。

 収録現場では東山や、TOKIOの松岡昌宏(34)らを横に「素敵な仕事人がそろっているので見事に殺されたい」と、華のある悪役ぶりで作品を盛り上げることを約束。憎々しい演技を見せており、共演のKAT―TUNの田中聖(25)も「高笑いするだけで悪い人と分かる」と話すほど。

 さらに、しかめっ面や苦々しい表情をつくるのに役立っていそうなのが、一人娘でフジテレビの高橋真麻アナウンサー(30)に発覚した恋人の存在だ。取材陣から愛娘の初ロマンスについて感想を求められると「それは楽しい話。どうってことないね」としつつ、眉間にシワを寄せ浮かない表情。「温かく見守るんですか?」の質問にも「温かくも冷たくもしない。結婚は全然ない」と答え、娘を奪われそうな複雑な心境をのぞかせた。

 ≪東山 子供の性別「内緒です」≫東山は妻の木村佳乃(35)が第1子を妊娠しており、年内にもパパになる。胎児について「順調ですよ。(誕生が)凄く楽しみにしてます」と笑顔。性別はすでに分かっているようだが「それは内緒です」と明かさなかった。

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2011年10月19日のニュース