たむけん“カレーなる転身”JR大阪駅内に新店開店

[ 2011年9月29日 06:00 ]

新大阪駅構内にカレー店をオープンするたむらけんじは、自らカレーを食べてPR

 「炭火焼肉たむら」を経営するお笑い芸人・たむらけんじ(38)が、29日、JR新大阪駅の新幹線改札内で営業がスタートするフードコート内にカレー店をオープンさせる。28日に同所で開かれた内覧会では「今までは芸人と言い続けてきましたが、これからは青年実業家です」と高らかに宣言。芸人ならではのジョークの中に並々ならぬ意欲をにじませた。

 「日本一面白い焼き肉屋さん」が「日本一面白い青年実業家」になる。

 大阪の名店が並ぶフードコート「大阪のれんめぐり」にたむけんの「炭火焼肉たむらのお肉が入ったカレー屋さん」がオープン。「炭火焼肉たむら」を大阪で2店舗、名古屋で1店舗展開しており「どっちが本業ですか?と聞かれたら今までは“芸人です”と言い続けてきましたが、完全に青年実業家になりました」と話して笑いを誘った。

 発言はもちろんジョークだが、成功への確かな手応えも感じている。大阪の玄関口という好立地に「僕にとっては一等地を超える“ゼロ等地”ですね」とニンマリ。目標額を聞かれると「年商1億円くらいは…」とソロバンをはじいた。

 「炭火焼肉たむらのお肉が入ったカレー」は、レトルトパックが大阪空港や駅売店などで発売されているほか、コヤブソニックなど吉本興業のイベントなどでも販売されてきたが、常設の店舗は初。焼き肉店に続いてカレーの店も拡大させたいようで「1号店なのでモデルケースになる。地方の起業家の方がお店を見て“やりたい”といえば簡単にOK出しますよ」とフランチャイズ化ももくろんでいた。

 メニューは、お肉が入ったカレー(700円)や特選和牛カレー(1800円)などで、トッピングも豊富。カレーパン(280円)も用意している。「お笑い芸人」から「実業家」へ華麗なる転身を果たした?たむけん。“甘くはない”だろうが、絶好のビジネスチャンスを確かな経営手腕でものにするつもりだ

 ≪「のれんめぐり」は大阪名店がずらり≫「大阪のれんめぐり」には、ほかに串カツ「だるま」たこ焼き「くくる」ねぎ焼き「やまもと」うどん「今井」の4店が入る。いずれも大阪を代表する名店だけに、たむけんは「ここにウチが入ったのは僕の強運のたまもの」と笑顔。大阪の人気メニューが一堂に会することになり「相乗効果にも期待できますからね。大阪の元気を全国に届けたいと思います」と力を込めていた。

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2011年9月29日のニュース