東大から俳優、そして40代で歌舞伎界へ…香川照之 異色の経歴

[ 2011年9月27日 08:35 ]

 来年6月の「初代市川猿翁 三代目市川段四郎五十回忌追善六月大歌舞伎」(新橋演舞場)で歌舞伎界に入り、初舞台を踏むことになった俳優の香川照之(45)。27日午後に会見を行い、発表する。

 香川は1965年(昭40)12月7日生まれの45歳。父は三代目市川猿之助(71)、母は女優浜木綿子(75)。6月の興行で四代目猿之助を襲名する市川亀治郎(35)とはいとこにあたる。84年に東京大学文科3類に現役で合格。在学中から俳優を志し、88年に卒業と同時に芸能界入り。映画を中心にドラマ、舞台と幅広く活躍している。

 香川は女優の母浜木綿子のもと、猿之助と離れて暮らしたため歌舞伎とは無縁だったが、「今年の春から父とともに3世代で同居している」と明かした。そして「猿之助の名前は140年続く。政明という長男がいて、その船に乗らないわけにはいかない」と決意表明した。今後も活動は映像中心で、歌舞伎以外では香川照之の名前を使うという。

続きを表示

2011年9月27日のニュース