行方不明の奥山リポーター 八王子で目撃情報「見かけない顔 強く印象に」

[ 2011年9月24日 06:00 ]

行方不明のリポーター・奥山英志さん

 3月11日の東日本大震災直後に行方不明となり、家族から捜索願が出されている情報番組のリポーター、奥山英志さん(62)に初の目撃情報が浮上した。行方が分からなくなって半年。安否が心配される中、東京都内にいる可能性が出てきた。

 「間違いなく奥山さんだった」と証言するのは、東京・八王子市内にあるスーパーの男性警備員(47)。8月28日正午すぎ、酒類販売コーナーで目撃した。

 黒い野球帽に、黒いTシャツ、黒いズボン姿というファッションで、大きめのナップザックを背負っていたという。このスーパーは団地の近くにあるため常連客が多く「全身黒ずくめで見かけない顔だったので、強く印象に残っていた」という。酒類販売の棚ではウイスキーの「トリス」を手にするなどしていた。

 この奥山さんとそっくりの男性は3日後の31日にも、全く同じ黒ずくめで入店。「今度は何かを探している様子だったので、思い切って声をかけたんです。同じ服装だったので(生活に困っているのかと思い)激励するつもりで、手も握って“頑張りましょう”と言った。手には缶ビールを持っていた」という。

 そして、今月18日にニュースで奥山さんのことを知り「とても驚きました。あの人だと…。顔を見て言葉も交わしているので本人にほぼ間違いないと思います。かなり日焼けしていて、頬が少しこけていた」と印象を語った。

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2011年9月24日のニュース