山本太郎 脱原発へ「立ち上がろう」と呼び掛ける

[ 2011年9月19日 18:17 ]

 所属していた事務所を5月に辞め「脱原発」の活動を続けてきた俳優の山本太郎(36)も19日の「さようなら原発5万人集会」(東京・明治公園)で壇上に上がり、「とにかく、みんなで生き延びたい。子どもを守るために立ち上がろう」と呼び掛けた。

 山本は東京電力福島第1原発事故後、福島の子どもを被ばくから守ろうと、自主避難を呼び掛ける活動を開始。脱原発を訴える発言を繰り返し、デモなどにも参加してきたが、言動が原因でドラマを降板となり「迷惑を掛けたくない」として所属事務所を辞めた。

 その後も、原発の是非を問う国民投票の実現を呼び掛けたり、北海道や佐賀県など原発を抱える地域を訪れたりと、積極的な活動を続けている。

 山本は19日の集会で「僕たちの目の前にはものすごい危機が迫っている。原発を一斉停止するしかない」と指摘。「目の前の利益を守りたい人には目障りな発言だろう。でも僕たちは命がかかっている。一番大切なのは人々の力だ」と声をからして訴え、会場からは大きな拍手が湧いた。

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2011年9月19日のニュース