杏「いつかは大好きなジブリ作品に」と自己PR

[ 2011年9月16日 06:00 ]

DVDをPRする女優の杏(左)と中島清文・三鷹の森ジブリ美術館館長

 モデルで女優の杏(25)が15日、都内で行われた第83回アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネート作品「イリュージョニスト」のDVD&ブルーレイディスク発売記念特別試写会トークショーに出席した。

 同作は世界の優れたアニメーション作品を紹介する「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」から10月8日に発売。「ジブリ作品の大ファン」という杏と、同美術館の中島清文館長(48)が「イリュージョニスト」の魅力を語り合った。

 杏は「最初から最後まで、道端の小石一つにまでこだわっている。味や匂い、湿度を感じさせるような作品です」と絶賛。中島館長も「とにかく絵が素晴らしいし、ストーリーもいい。アニメファン以外の方にもぜひ見てほしい」と推奨した。

 「イリュージョニスト」は今年3月に公開され、ロングランヒットを記録。フランスのシルヴァン・ショメ監督(48)の作品で、同監督は03年にも「ベルヴィル・ランデブー」でアカデミー賞にノミネートされている。脚本は名作「ぼくの伯父さん」を撮ったフランスの巨匠ジャック・タチ監督の遺稿。娘のために残した幻の脚本が、ショメ監督に委ねられた。

 舞台は1950年代のパリとエディンバラ。ロックやテレビが席巻する世の中で、時代遅れの老手品師と彼の“魔法(イリュージョン)”を信じる一人の少女が織りなす物語。ショメ監督は圧倒的な描写力と音楽で詩情豊かに、はかなくも温かい物語に仕上げた。

 最後に杏は「いつかは大好きなジブリ作品に関わりたい」と自己PRも忘れなかった。

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