向井理 撮ってもイケてる!カメラマンデビュー

[ 2011年9月10日 06:00 ]

向井理が撮影したアンコールトムの写真

 俳優の向井理(29)がカメラマンデビューする。初主演映画「僕たちは世界を変えることができない。」(監督深作健太、23日公開)のロケ地カンボジアで撮影した写真の展示会を東京・新宿高島屋で開催。共演の柄本佑(たすく、24)も作品を出展する。

 向井は被写体の色彩などに合わせて2台のカメラを使い分けながら、約400点の写真を撮影。その中から、アンコール遺跡や現地の美しい花、元気な子供たちの写真など25点を出展。「額から汗を噴き出しながら見上げた空の色は忘れられません。カンボジアの“今”を見てください」と話している。

 写真に興味を持つようになったのは昨秋、リコーのCMキャラクターに起用された際にカメラをもらってから。最近は映画などのロケ現場にカメラを携行するほど、写真の世界にのめり込んでいるという。

 映画は軟派な医大生たちが、内戦の傷痕が残るカンボジアの現状を目の当たりにし、学校を設立しようと奮闘する物語。カンボジアロケは昨年11月8日から25日まで行われ、首都プノンペンとアンコール遺跡群があるシェムリアップに滞在。ロケの合間や休日を利用して、柄本とともに気が向くままに撮影していた。

 当初、写真展を開く予定はなかったが、深作監督ら製作陣から構図や色使いに人間性が出ていると評価され、写真展の開催が提案された。

 向井はカンボジアに07年2月に放送されたTBS「世界ウルルン滞在記」でも1週間滞在したことがあり、常々「大切な第二の家族の国」と話している。“第二の故郷”が幅広い人々に親しまれるきっかけになればとの思いもあり出展を決めた。

 一方、柄本は400を超える写真の中から25点を出展。「カンボジアでずっと手にしていたカメラはNikonFM2です。シャッター音はガシャッ!とデカイです。楽しんでいってください」とコメントしている。

 写真展は入場料無料。14日から27日まで開催される。

 ≪福山雅治もカメラマンとして活動≫俳優の福山雅治(42)もカメラマンとしての活動に力を入れていることで知られる。写真家の植田正治さん(2000年7月死去)の影響で本格的に写真を始め、00年にはテレビ朝日のオフィシャルカメラマンとしてシドニー五輪を密着取材。海外の風景やCDのジャケット写真、有名ブランドのカタログ撮影など作品は多い。

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