実は大ファン 松嶋菜々子が市原悦子に!?“めっそうもない”けど大喜び

[ 2011年9月9日 06:00 ]

日本テレビのドラマ「家政婦のミタ」の松嶋菜々子。市原悦子の「家政婦は見た」をほうふつとさせる

 松嶋菜々子(37)が主演する日本テレビドラマ「家政婦のミタ」(10月12日スタート、水曜後10・00)のポスターが完成した。松嶋が扮する家政婦・三田が、ドアの陰から無表情でこちらを見ているミステリアスなショット。市原悦子(75)が主演したドラマシリーズ「家政婦は見た!」のワンシーンをほうふつさせる構図だ。

 制作スタッフは「“家政婦は見た!”のパロディーではありませんが、オマージュをささげる意味も込めた」と狙いを説明している。

 先月下旬に都内で行われた撮影では、松嶋はカメラマンと入念に打ち合わせた。能面のように無表情で、雇い主に言われたことは何でもこなす“ロボット家政婦”になりきっている。

 実は松嶋は「家政婦は見た!」の大ファン。今回、タイトルが「家政婦のミタ」に決まったと聞いたときには「凄くうれしかった」という。「市原さんが演じられた家政婦がとても好き。ただ、私にはあの味はとても出せないし、もう“めっそうもない!”という感じです」と大先輩に最敬礼。「内容は大きく違うので、連続ドラマとして、三田のキャラクターをどう落とし込んでいくのか考えていきたいと思っています」と、新たな家政婦像に意欲を見せている。

 ポスターは来月上旬から都内のJR、地下鉄の駅構内などに掲出される。新宿のアルタ前には縦7メートルの巨大パネルも設置予定。スタッフは「巨大な松嶋菜々子さんが見られるのは新宿だけ。お楽しみに」としている。

 三田の世話になる一家の主人で長谷川博己(34)、その義妹で相武紗季(26)、長女で忽那汐里(18)が共演することも決定した。

 ▽「家政婦は見た!」 83~08年にテレビ朝日「土曜ワイド劇場」(土曜後9・00)で26作が放送。第1作は松本清張氏の「熱い空気」が原作で「松本清張の熱い空気―家政婦は見た!夫婦の秘密“焦げた”」のタイトルだった。好評だったため、副題をタイトルにして2作目以降を制作。家政婦の石崎秋子(市原)が派遣されたエリート家庭でドロドロとした人間関係をのぞき見る内容。97年には全11回の連続ドラマも放送された。

続きを表示

2011年9月9日のニュース