佐藤隆太 胃カメラ開発者を“繊細に”熱演

[ 2011年8月31日 09:00 ]

テレビ朝日ドラマ「光る壁画」で胃カメラ研究者役を演じる佐藤隆太と妻役の加藤あい

 俳優の佐藤隆太(31)がテレビ朝日のスペシャルドラマ「光る壁画」(10月1日後9・00)に主演する。

 作家の吉村昭さんの同名小説が原作で、オリンパス光学工業(現オリンパス)の技術者と東大医学部付属病院の外科医が、終戦直後の混乱期の中で、世界初の胃カメラを開発する実話を基にした物語。

 佐藤が演じる技術者は、戦争で生き残った罪悪感にさいなまれながらも、胃カメラ開発に生きる目標を見いだす男。佐藤は“熱い男”というイメージが定着しているが、制作陣は「困難な時代を生き抜く繊細さも表現できる俳優」と評価し、キャスティングした。

 撮影は今月中旬から京都を中心に行われている。佐藤はこのドラマで、胃カメラを開発したのが日本人だったと知り「とても誇らしい気持ちになった」という。それだけに演技に熱が入っており、「どんなにつらい体験をしても決して諦めず立ち直っていく日本人の底力や、家族の温かさを感じ取っていただきたい」と、メッセージ性の強い作品に仕上げることを誓っている。妻役で加藤あい(28)が共演する。

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2011年8月31日のニュース