吉本と内閣府コラボ…桂三枝“減災芸人”応援隊長に

[ 2011年8月30日 06:00 ]

「今、最も知りたい「減災」~47都道府県 あなたの街に“住みます”芸人公開授業~」に登場した桂三枝

 落語家の桂三枝(68)が29日、東京・新宿の吉本興業東京本部で行われた内閣府とのコラボイベント「今、最も知りたい“減災”~47都道府県あなたの街に“住みます”芸人公開授業~」に出席した。

 「減災」とは、災害時にいかにして被害を最小限にするよう備えるかという考え方。「減災ひろめる芸人」応援隊長に任命された三枝は、吉本興業が展開する「47都道府県あなたの街に“住みます芸人”」40組68人の芸人と一緒に、「減災」についての授業を受けた。

 自らも“移動あおぞら花月”で被災地訪問を行った三枝。「吉本では“住みます芸人”を47都道府県に住まわせて来ましたが、彼らが皆さんのお役に立てる時が来た。しっかりと学んで、今後は“減災ひろめる芸人”として地域の人々に、減災の大切さを伝えてほしい」と呼び掛けた。

 その後約30分にわたり、福和伸夫名古屋大学大学院環境学研究科・減災連携教育センター教授の「今、最も知りたい“減災”」の授業を受講。三枝とともに修了証を贈呈された福島県“住みます芸人”の「ぺんぎんナッツ」の中村陽介(28)は「福島の1番は原発問題ですが、地震の被害も大きい。小さな揺れでも不安で眠れない人がたくさんいる。減災を学んでより多くの人に広めることで、心に余裕ができると思う。自分のことだけでなく、地域の皆さんの安全を考えて減災運動を頑張っていきます」と宣言。相方のいなのこうすけ(32)は「減災活動、頑張っちゃってもいいんじゃないの~?」と持ちギャグでアピールしていた。

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2011年8月30日のニュース