樹木希林が授賞式出席「審査員に『美しい映画』と…」

[ 2011年8月29日 12:15 ]

28日、カナダで開かれた第35回モントリオール世界映画祭の授賞式で喜びを語る樹木希林さん=松竹提供=

 松竹に29日午前入った連絡によると、カナダで開かれていた第35回モントリオール世界映画祭で、同社配給の原田眞人監督の映画「わが母の記」が最高賞のグランプリに次ぐ審査員特別グランプリを受賞した。

 「わが母の記」は井上靖の自伝的小説が原作。主人公の小説家を役所広司、その母親を樹木希林、小説家の娘を宮崎あおいが演じている。現地で行われた授賞式に出席した樹木は「美しい映画、と審査員に言われました。そういう日本でありたいと思いました」とあいさつ。また、「この映画の日本は今、原発(事故)という人災により、空気も壊れ、水も壊れかけています。私たちはこのような賞をいただいても、うれしいような情けないような気持ちですが、心していただきます」とコメントした。(共同)

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2011年8月29日のニュース