寺島しのぶ「死ぬかと思いました 手足もビリビリしちゃって」

[ 2011年8月4日 15:41 ]

連続ドラマW「下町ロケット」の製作発表会で取材に応じる(左から)寺島しのぶ、三上博史、渡部篤郎

 WOWOWで放映する連続ドラマW「下町ロケット」(鈴木浩介、水谷俊之監督)の製作発表会が4日、都内で行われ、主演の三上博史をはじめ、渡部篤郎(43)、寺島しのぶ(38)が登場した。

 東日本大震災後に急きょドラマ化が決まり、「3・11の直後は自分に何ができるかと考えていて、行き着いたところは自分の本分である役者で何かできないかなと考えていた(三上)」。寺島は「脚本を読ませていただいて、日本が元気になる作品に参加したかった。このキャスト、脚本には命を懸けられると思った」と作品への真摯な思いを語った。

 原作では男性だった弁護士役を演じた寺島は、専門用語のオンパレードにNGを連発。「死ぬかと思いました。手足もビリビリしちゃって、こんなにNG出したことないってくらい出しました」と苦労話を披露すると、三上と渡部も大笑い。また、初めてエリート役に挑戦した渡部は「サラリーマンの方のハウ・ツーDVDを見て演じていました」と役作りに苦戦したことを明かした。

 この日はドラマの原作である「下町ロケット」(小学館刊)で第145回直木賞を受賞した原作者の池井戸潤氏(48)も応援に駆け付け、「(この作品で)元気や夢を与えられたら」とエールを送った。

 8月21日スタート、毎週日曜午後10時からで全5話。

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