堀北真希 スラム街訪問し絵本読み聞かせ交流

[ 2011年8月3日 06:00 ]

インドネシア・ジャカルタ郊外のストリートチルドレンのための保護更生施設を訪れた堀北真希

 日本テレビ「24時間テレビ34 愛は地球を救う」(20日後6・30)で、チャリティーパーソナリティーを務める女優の堀北真希(22)がインドネシアの首都ジャカルタを取材した。スラム街の子供たちに絵本を届けるボランティアに参加。インドネシア語での読み聞かせなどを行い、子供たちの輝くような笑顔を引き出して「心動かされました」と話している。

 インドネシアのジャカルタでは、経済格差が広がり、高層ビルの隣にスラム街が並ぶ。学校へ行けず、物乞いする子供たちや、貧困のあまり街角へ置き去りにされたり、自ら家を出て路上暮らしを始めるストリートチルドレンの姿はよく見る光景となっている。

 堀北は、夫の転勤などでインドネシアに駐在する日本人女性たちが、厳しい環境に生きる子供たちに「絵本を読む楽しさを知ってもらい、想像力や考える力を培ってもらいたい」と始めた移動図書館のボランティアに参加。絵本で笑顔になる子供たちを通じて、今年の同番組のテーマ「力(ちから)~わたしは、たいせつなひとり。~」を伝える役割を担った。

 訪れたのは、スラム街とジャカルタ郊外にあるストリートチルドレンのための保護更生施設。5~16歳の約70人が暮らす施設で、インドネシア語で「ナーマ サヤ マキ ホリキタ(私の名前は堀北真希です)。サヤ ダリ ジパング(私は日本から来ました)。パンギル サヤ マキ ヤ(マキと呼んでください!)」とあいさつ。子供たちは大喜びで、「マキ!」と呼び掛けた。

 折り紙遊びやバスケットボールなどで交流しているうちに、7歳の少年が堀北にとある夢を打ち明けた。堀北はこの少年のために、インドネシア語で読み聞かせにも挑戦。子供たちが過酷な背景をうかがわせず、笑顔を見せる姿に感極まったのか、涙ぐむ場面もあった。

 「子供たちの現実を自分の目で確かめ、子供たちの笑顔に心動かされ、私なりに“大人が子供にできること”を見つけてきました。移動図書館の活動を行っている日本人の方々の姿、絵本に夢中になる子供たちの無邪気な姿を皆さんに見ていただきたいです」と話している。

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2011年8月3日のニュース