原田さん長男「お手を拝借」三本締めで出棺

[ 2011年7月23日 06:00 ]

故・原田芳雄さんの告別式で大勢の俳優に抱えられ出棺された

 棺は佐藤浩市(50)ら俳優仲間に抱えられ、原田さんが08年の誕生日ライブで歌った「愛の賛歌」をBGMに運び出された。

 中には、原田さんが自宅で催していた年末恒例の餅つき大会で着ていた白い法被など思い出の品々が入れられた。和歌山県新宮市の「お燈(とう)祭り」で使われるもので、故中上健次氏の紹介で、10数年にわたり祭りに参加していた。

 喪主の喧太は「原田芳雄の肉体は終えんを迎えましたが、作品と魂は永遠に生き続ける。これからも応援してください」とあいさつし、「祭りが大好きな親父だったので、三本締めで締めたいと思います。原田芳雄の役者人生にお手を拝借」と三本締め。棺が積み込まれた霊きゅう車は、ファンの拍手と「ありがとう」の掛け声の中、会場を後にした。

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