「水戸黄門」終了で…里見浩太朗「斬られた思い」

[ 2011年7月15日 19:34 ]

「水戸黄門」の放送終了が決まり、記者会見で寂しそうな表情を見せる里見浩太朗

 40年余りの歴史に幕を下ろし、年内での放送終了が決まったTBS系の時代劇「水戸黄門」で、主演の黄門役を務める里見浩太朗が15日午後、東京・港区のTBSで記者会見し「突然、ズバッと後ろから斬られた感じ。残念というより、痛い」と話し、無念さをにじませた。

 14日に制作会社社長から、放送終了を告げられたという里見。もともと時代劇を目指して俳優になったというだけに「言葉が出ない。重苦しい思いが体全体を包んでいるようだ」と表現。残りの収録に向け「最後の黄門らしい黄門を一生懸命、全力で演じていきたい」と語った。

 かつては最高で40%を超えた視聴率が最近では10%前後に低迷(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。同席したTBSテレビの難波一弘編成制作局長は「視聴率が終了の原因ではない」としながらも「皆さんに愛されながら、惜しまれながら終わるのが良い」と説明した。

 「水戸黄門」終了後は、現代を舞台にしたドラマを放送するという。

 ▼女優由美かおるの話 (初代の)東野黄門さまとはゲスト出演でご一緒し、その後、4代の黄門さまに仕えた者として、とても残念です。一世を風靡した名番組が終わることを悲しく思います。レギュラーとして四半世紀務め、この番組を支えてくださった多くの方々に感謝申し上げます。

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2011年7月15日のニュース