呼び掛けは桂三枝 吉本お笑い芸人の被災地巡回トラック披露

[ 2011年7月7日 14:13 ]

寄席舞台に改造した被災地巡回トラックを披露し、ポーズする桂三枝(右から4人目)ら

 荷台から笑いとエール送ります―。吉本興業のお笑い芸人が東日本大震災の被災地をトラックで巡回することになり、大阪市中央区で7日、荷物室を寄席舞台に改造した大型トラックが披露された。

 企画は「移動あおぞら花月」。落語家の桂三枝の呼び掛けに、「アート引越センター」を運営するアートコーポレーション(大阪府大東市)が協力した。荷物室の側面が開く「ウイング車」と呼ばれるトラックで、背景を明るい雰囲気に改装した。

 巡回トラックは21日に宮城県石巻市に入り、約2カ月間にわたって各地を走る。三枝や漫才コンビ「ザ・ぼんち」らが交代で出演する予定。

 三枝は「地震後すぐに行きたかったが、復興の様子を見ながら待っていた。避難所ではお休みの方、ご病気の方もいるので、われわれが舞台ごと行こうと思った。皆さんに笑顔を取り戻していただきたい」とあいさつ。現地に行く予定のタレントらが「行ってきまーす」と声を合わせた。

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2011年7月7日のニュース