西川のりお ガガのメイクは“ひょうきん族”

[ 2011年6月29日 06:00 ]

西川のりお

 来日中の米歌手レディー・ガガ(25)が25日に披露したまぶたの上に目を描いた奇抜なメークが、お笑い芸人・西川のりお(60)の伝説のキャラクター「オバQ」にそっくりだと、ネット上で話題を呼んでいる。噂の張本人・西川が28日、スポニチ本紙の取材に応じ、「親近感を感じる。あの発想を持つガガは、まさに“ひょうきん族”ですよ」と語った。

 世界的ディーバとともに、80年代に一世風靡(ふうび)した伝説のお笑い番組「オレたちひょうきん族」の名物キャラが思わぬ脚光を浴びることになった。当ののりおも「たしかに親近感わきましたわ」と、ガガにただならぬシンパシーを感じていた。ガガの名は「2年前から知っていた」という。米ラスベガスに旅行に行った際、知り合った同年代の男性が「ガガのライブを見に来た」と話していた。そのころは性別も分からぬ存在だったが東日本大震災後、ガガの一連の活動が報道され、世界的なカリスマ女性歌手であることを知った。

 目玉メークについては、ニュースを見た妻からいち早く「あんたも似たようなことしてたね」と、指摘されていた。のりおも「何かよみがえるものがあった」といい、「ひょっとして僕のビデオでも見たことあるんかなと思った」と笑う。

 オバQのメークは、目だけで1時間近くかかっていたことから、「きっとガガのメークも時間がかかってるはず」とのりお。全身を白く塗り、口のまわりも真っ赤にした後は、食事も口にできない大変なキャラだった。体を張ってエンターテインメントを提供してきた“ひょうきん世代”ののりおにとって、ガガの奇抜なスタイルには「共感できるところが多い。あの発想は、ひょうきん族の出演者やスタッフと似てる。ガガも“ひょうきん族”ですわ」と語る。

 目玉メークに「目を閉じずに現実を見つめよう」という日本へのエールが込められていることにも、「言葉で発するかしこまったメッセージよりも伝わりやすい。格好よく見せたい人が多い中、あえてかっこつけない精神が素晴らしい」と絶賛する。のりおも、吉本興業の被災地支援活動「あおぞら花月」で来月、被災地を訪問予定。被災者を元気にしたいというサービス精神でも、のりおとガガは通じ合っていた。

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2011年6月29日のニュース