“第2の故郷”のためにチャリティー公演

[ 2011年6月27日 08:13 ]

新曲「永遠の花」を熱唱する島津悦子

 今月22日にキングレコードから新曲「永遠の花」(詞・城岡れい、曲・弦哲也)を発売した演歌歌手・島津悦子(49)が26日、千葉・多古町の多古町コミュニティプラザ文化ホールで「頑張ろう千葉! 旭市!! 演歌福の会 弦哲也と共に」と銘打った東日本大震災チャリティーコンサートを開き、作曲家・弦哲也さん(63)、その弟子の演歌歌手・北川裕二(57)らと共演した。

 弦さんは、千葉・銚子市出身で、同公演は「僕が生まれたのは、このホールから車で30分ぐらい行ったところですが、今回の地震で旭市が大きな被害を受けたので、同じ千葉県人として歌で被災地を応援したかった」として、弦さんと縁の深い歌手たちに声をかけて実現したもの。

 約900人のファンが詰めかける中、島津は「私は鹿児島県出身ですが、今回の大震災で苦しんでいる方々のことを思うとじっとしていられなくなり、4月にキャンピングカーで石巻に行き、炊き出しのお手伝いをさせていただきました。被災地の方々のことを考えると本当に心が痛む毎日ですが、このチャリティーコンサートでは、私の歌で少しでも元気になっていただけたらと思って参加させていただきました。歌の力を信じて、これからも被災地の皆さんの心に届くよう歌っていきたい」として、深く根付いた固い絆、変わらぬ無償の愛を歌った新曲「永遠(とわ)の花」をはじめ、前作シングル「涙の河」、弦さんとデュエットで「よりそい酒」(新曲のカップリング曲)の全3曲を熱唱。 また、福島・郡山市出身の北川は「僕の故郷・郡山は地震の被害はほとんどありませんでしたが、原発の風評被害に苦しんでいます。僕も歌で少しでもお役に立ちたいと思っていまして、7月に宮城県の被災地に行ってきます。今日は、歌で皆さんに元気になっていただきたい」として、新曲「港哀歌」と前作シングル「潮来雨情」を歌った。

 最後に、石川さゆりに提供した「天城越え」や自ら歌って発売した「帰り花」など全4曲を披露した弦さんは「福島で約25年間やっている番組がありまして、僕にとって福島は第2のふるさとだと思っていますので、ぜひ福島でもチャリティーコンサートを開きたい」と話していた。

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2011年6月27日のニュース