後藤真希、引退「ゴマキでない自分に戻ってみたい」

[ 2011年6月23日 06:00 ]

“引退”を発表した後、笑顔を見せながら自宅から迎えの車に乗り込んだ後藤真希

 「モーニング娘。」の元メンバーで歌手の後藤真希(25)が22日、来年1月から芸能活動を休止することを発表した。将来的な復帰の可能性について一切示していない事実上の引退宣言。昨年1月に母が急死したことで「大きな支えを失った」と最大の要因を挙げ「ゴマキでない自分、普通の自分に戻ってみたい」と心情を明かした。

 この日午後5時すぎ、都内の自宅から出てきた後藤はスポニチ本紙の直撃に「(これまで)ありがとうございました」とほほ笑んだ。その表情は完全に吹っ切れていた。

 この5時間ほど前の昼すぎ、マスコミ各社に活動休止を発表。「今までずっと誰かでない自分のために生きてきました。そんな私が今度は自分のために生きてみたい、それはゴマキでない自分、後藤真希という普通の自分に戻ってみたいと思うようになりました」と決断に至った心情を説明した。

 最大のきっかけは昨年1月の母親の急死。自身の在宅中に最愛の母が自宅3階から転落した悲劇は1年半たったいまも「自分の中に空いた大きな穴が埋められないまま」だったと明かした。この自宅は後藤がためたお金で改築した家で「この世で一番好きな家族がいる場所」と公言していた。

 それが03年に祖母が亡くなり、08年には実弟が強盗致傷などの罪で実刑判決を受け服役。「一番の支え」だった家族が次々といなくなったことで「今までと違った思いで自分の将来の人生を考えるようになった」という。

続きを表示

この記事のフォト

2011年6月23日のニュース