V6岡田准一「おくりびと」監督映画で主演

[ 2011年6月14日 06:00 ]

 V6の岡田准一(30)が、滝田洋二郎監督(55)の新作映画で主演する。来年秋公開予定の「天地明察」で、滝田監督にとっては09年のアカデミー賞外国語映画賞を獲得した「おくりびと」に続く作品。何度も失敗しながら日本独自の暦を作り、改暦を成し遂げた江戸時代の囲碁棋士・渋川春海役を演じる。

 原作は、全国の書店で働く人たちが最も売りたい本を投票で選ぶ「本屋大賞」を昨年受賞した、冲方丁(うぶかた・とう)さんの時代小説。主人公の20~70代までを描いているのに対し、映画では20~40代までに焦点を当てる。

 16日にクランクイン予定。岡田は「まっすぐに生き、生涯をかけて改暦という事業に邁進(まいしん)する男を演じることで、皆さまに勇気や希望を感じていただけるよう心を込めて演じていければ」と抱負。約3年ぶりにメガホンを取る滝田監督は「まっすぐに星を見る主人公を想像した時、優しげだけど芯の強さを感じさせる岡田さんの目が浮かんだ。物語が進むにつれ男っぽくなっていく落差を演じ切れる人でもある」と期待を寄せている。

 妻役は宮崎あおい(25)。岡田とは08年公開の映画「陰日向に咲く」以来、2度目の共演で「かたわらにいるとなんだかホッとする方なので、その心地よい空気感の中で素敵な瞬間がたくさん生まれたらいいなと思っています」と撮影を心待ちにしている。

 音楽は「おくりびと」でも担当した久石譲氏(60)。松本幸四郎(68)、市川染五郎(38)親子らも出演する。

続きを表示

2011年6月14日のニュース