佐良直美 27年ぶり新曲は「せつなくて…」

[ 2011年6月11日 06:00 ]

大阪のスポニチプラザを訪れた佐良直美

 昨年秋に27年ぶりの新曲「いのちの木陰」をリリースした佐良直美(66)が10日、スポニチプラザ大阪を訪れた。

 東日本大震災では栃木県那須塩原市にある彼女も一緒に暮らすイヌ、ネコ140匹と被災。「震度7弱で自宅は半壊。ピアノも床に突き刺さっていました。6月2日までは食堂でイヌたちと寝起きしていました」と被害状況を説明。

 歌手としては、かつて「世界は二人のために」(67年)日本レコード大賞受賞曲「いいじゃないの幸せならば」(69年)の大ヒットを放つなど活躍したが、87年以降は事実上芸能界を引退。現在は犬のしつけ教室を主宰しており、今回の大阪でのキャンペーンも「シーラカンスに乗った浦島太郎みたい」と笑う。

 「いのちの木陰」は小さな生命への思いやりや責任を歌っている。「震災後、この歌がぴたりと合って、せつなくて自分でも聴けないくらい」と話した。

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2011年6月11日のニュース