前田敦子 返り咲いても「優子に勝てたところはない」

[ 2011年6月9日 22:27 ]

<第3回AKB48選抜総選挙>1位に返り咲き泣きじゃくる前田敦子

第3回AKB48選抜総選挙

 3位まで順位が発表され、残されたのは前回2位の前田敦子(19=前回2位)大島優子(22=前回1位)のみ。まっすぐに前を見つめる大島とは対照的に、前田は発表される前からうつむき泣きじゃくっていた。

 「今年で(総選挙)3回目なんですが、こんなに緊張したのは初めてってくらい今年が一番緊張しました」(前田)。張り詰めた思いがすでにあふれ出していたのだろう。大島の2位がアナウンスされ、前田の奪還が確定すると改めて涙。極度のプレッシャーからステージに1人で登るのもおぼつかないほどだった。

 第1回の総選挙で1位に輝きながら、昨年の第2回では2位に。「この1年間はいろんなことを考えて、毎日を生活してきました。どこか孤独と戦っていましたが、今回こうやって改めてたくさんの方に応援していただいたことを、たくさんの方に支えていただいていることをとても感じることができました」。半ば絶叫するように、13万9892票を投じたファンへ感謝の弁を述べた。

 毎回激しい1位争いを繰り広げる大島へ「優子には、今も勝てたところはあると思っていません。優子は本当にわたしたちの良い見本です。これからも一緒にAKB48を支えてくれたらうれしいです」。

 一方大島から前田へは「あっちゃんはAKBの顔です。あっちゃんが笑顔で、前を向いていてくれたらそれでいいです。これからも一緒に前を向いていきましょう」。常にAKB48を引っ張り続けてきた2人が固く抱き合い、先頭に立っていくことを誓った瞬間だった。

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