ナベアツ高座名は桂三度 夜には早速デビュー

[ 2011年5月25日 06:00 ]

師匠の桂三枝(右)から「桂三度」の高座名をもらい、意気込む世界のナベアツ

 落語家転身を表明していたお笑いタレント・世界のナベアツ(41)の高座名が「桂三度(さんど)」に決まったと師匠の桂三枝(67)が24日、大阪市内で発表した。

 「ジャリズム」としてコンビでデビューし、ピン芸人としても活躍したことから「三度目の正直」と引っかけ、本名・渡辺鐘の「渡」を2文字にバラしたという。

 さらに落語家として三度の飯を食えるようにという願いも込めており、「“ら”を抜いたらカツサンドになる。18人の弟子の中で一番時間を費やして考えた」と苦笑いした。

 この日の会見で初めて聞いたというナベアツ改め三度は「本当にうれしい。師匠の顔に泥を塗らないように頑張る」と緊張気味に意気込みを披露。夜には天満天神繁昌亭の大喜利コーナーで高座デビューし、お国自慢対決で兄弟子の桂三金(40)を負かすなど、会場の爆笑を誘った。

 現在はタレントだけでなく放送作家としても多忙だが、今秋から本格的な修業に入る。師匠から創作落語のネタ作りを指示されており「コントと作り方が全然違う」と毎晩深夜まで頭を悩ませているという。三枝は「特別扱いはしない」と師匠の顔をのぞかせた。

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2011年5月25日のニュース