三池監督、瑛太らカンヌで会見…3Dで“日本的な空間”表現 

[ 2011年5月19日 21:44 ]

第64回カンヌ国際映画祭で、記者会見前に写真撮影に応じる三池崇史監督(右)と主演の瑛太

 第64回カンヌ国際映画祭の最高賞を競うコンペティション部門に新作「一命」が選ばれた三池崇史監督と主演の瑛太らが19日、映画祭会場で記者会見した。

 三池監督は、同部門で初の3D作品となったことについて「アトラクション的なものでなく、日本家屋の狭い空間や奥行きを表現したかった」と説明。瑛太は「人間が家族のために、自分の命をいかに捨てられるかを思い切り演じた」と語った。

 「一命」は、瑛太と歌舞伎俳優の市川海老蔵の主演で、切腹を申し出る侍の姿を通して武家社会の在り方を問う本格時代劇。三池監督作品が、同映画祭コンペ部門に選ばれたのは初めて。

 公式上映は19日夜(日本時間20日朝)。受賞結果は22日夜(同23日未明)発表される。(共同)

続きを表示

2011年5月19日のニュース