もう10歳以上に　シュワルツェネッガー前知事に隠し子　妻は出て行った

　９日に離婚すると発表した米カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー前知事（６３）が、女性スタッフとの間に隠し子をもうけていたことが１７日、分かった。妻のマリア・シュライバーさん（５５）はこれを知って家を出たという。ロサンゼルス・タイムズ紙が伝えた。

　１月に任期満了で知事職から退いた後、前知事はシュライバーさんに告白。前知事は声明で「友人や家族を傷つけた責任の全ては私にあり、言い訳はできない」と謝罪した。

　この女性は前知事の家庭でのスタッフとして２０年間勤務。２００３年に前知事が初当選する前の、今から１０年以上前に子どもができた。前知事は誕生時に子どもを認知し、経済的な支援をしてきたという。

　シュライバーさんは１７日「つらく、胸が痛い。母親として子どものことを心配している。プライバシーを尊重してほしい」との談話を発表。前知事も「メディアが私を批判するのは分かるが、妻と子どもには敬意を払ってほしい」と求めた。

　夫妻は１９８６年に結婚。２１～１３歳の４人の子どもがいる。（共同）