“板東英二”不可能も…「腹話術モノマネ」人気↑

[ 2011年5月18日 06:00 ]

腹話術モノマネで人気沸騰中のいっこく堂

 腹話術師のいっこく堂(47)が前代未聞の「腹話術によるモノマネ」で人気沸騰中だ。

 「あれ、声が遅れて聞こえるよ」でおなじみの“衛星中継”などの至芸で腹話術に革命をもたらしてきた中、いま観衆を仰天させているのが唇を動かさずに声色を七変化させるモノマネ。レパートリーは約30人。松山千春、秋川雅史らの歌手からマツコ・デラックスら旬の人まで幅広い。中でも「奇跡」と呼ばれているのがスキャットマン・ジョン。腹話術で不可能とされる「パピプペポ」など、唇を閉じて破裂させるように発音する閉唇鎖音(へいしんさおん)を多用している。

 「のどと舌を鍛えることに尽きます。芸は努力。もし自分に何か才能があるとするなら、疑わずに進むところかな」

 そんな奇才にもできないモノマネが板東英二。「どうしても唇が動いちゃう。口を大きく動かしてしゃべる感情的な人は難しい。あと、声や話し方にあまり特徴がない人。例えば石川遼くんはどうやればいいのかちょっと浮かばない」という。

 世界でも類を見ないボイス・イリュージョン。ツアーチケットはすべて完売と大人気で、7月7日に東京・日本青年館で追加公演が行われる。

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2011年5月18日のニュース