内田裕也容疑者 女性宅侵入は「円満に別れたかった」

[ 2011年5月15日 06:00 ]

原宿署を出る内田裕也容疑者を乗せたとみられる車

 元交際女性(50)に復縁を迫り、強要未遂と住居侵入の疑いで逮捕されたロック歌手の内田裕也容疑者(71)が14日、東京地検に送検された。

 約30人の報道陣が待ち構える中、ワゴン車はこの日午前7時58分に警視庁原宿署を出発。後部座席の中央に座った内田容疑者はトレードマークのサングラスではなく普通の眼鏡姿。最初は目をつむっていたが、盛んにフラッシュがたかれると目を開けて前を見据えた。

 内田容疑者は交際していた女性から別れ話をもちかけられたことから、4月2日に都内の女性宅に「会社に連絡した。内容は、暴力団と交際している。アブリ(覚せい剤の吸引)をやっている。まだ実名は言ってない。よく考えて1週間以内にTELを!今ならまだ間に合う」などと書いた手紙を女性宅のポストに投函(とうかん)。同19日には女性宅の鍵を業者に依頼して無断で取り換え、室内に侵入した疑いが持たれている。

 調べに内田容疑者は「円満に別れたかったから鍵を作って家に入った。脅すつもりはなかった」などと供述しているという。警視庁は今後、手紙の筆跡鑑定や鍵の交換に至った経緯などを詳しく調べる方針だ。

 東京地裁はこの日、23日までの10日間の勾留を認める決定をした。

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2011年5月15日のニュース