復興ソング「あすという日が」オペラ歌手が全国へ

[ 2011年5月7日 06:00 ]

「あすという日が」をチャリティーライブツアーで全国へ届けることになったLEGEND

 東日本大震災の被災地から生まれた希望の歌「あすという日が」が、プロのオペラ歌手たちによって全国へ届けられる。国立音大出身の男性5人組「LEGEND」で、8日の東京・ル テアトル銀座公演など全国9カ所のチャリティーライブで披露する。

 震災直後に仙台市立八軒中学の吹奏楽・合唱部が避難所で、この唱歌を歌ったことをリーダーの吉田知明(34)が知り感動。「復興の歌」として全国へ届けようと決意し、作詞の山本瓔子さんと作曲の八木澤教司氏に会い、快諾を得た。

 まずは4月中旬に岩手、宮城、福島の各県の避難所を訪れて歌唱。岩手県一関市出身のメンバー菅原浩史(30)は「あらためてこの歌の力を感じました」と話している。チャリティーライブは収益の一部を日本赤十字社を通じて被災地へ寄付。11日からは「あすという日が」の音楽配信も行い、全収益を被災地へ送るという。

 <4月20日にメジャーデビュー>「LEGEND」は4月20日にソニーから「永遠の0(ゼロ)」でメジャーデビューした。累計80万部を超えた同名ベストセラー小説がモチーフ。「千の風になって」のサウンドプロデューサー・EDISON氏が書き下ろした。

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2011年5月7日のニュース