アヤパン「子供に読み聞かせたい」絵本大賞イメキャラに

[ 2011年5月4日 06:00 ]

絵本を手にする高島彩アナウンサー

 フジテレビを退社してフリーに転身した高島彩アナウンサー(32)が、絵本・創作童話の児童文学賞「第4回Be絵本大賞」のイメージキャラクターを務めることになった。アナウンサーを目指したのは、母親の読み聞かせがきっかけで、絵本には深い縁があり「私も子供に読み聞かせをしてあげたい」と話す。フリーになり「家で煮込み(料理)を作る時間ができた」という。

 「Be絵本大賞」は作詞家の秋元康氏(55)らが選考委員を務め、08年に創設。今年は5日から11月11日まで募集し、高島アナがポスターやウェブでPRする。5日放送のBSフジ「Beポンキッキ」(月~金曜前7・30)では前年度大賞作品の朗読を行う。「“絵本の…”と聞いただけで、“ぜひ、やらせてください!”と言いました」と笑顔で語る。

 フジテレビ時代に人気、実力ともに民放No・1と言われたアナウンサーは、絵本と温かい家庭から誕生した。「母が読み聞かせが好きで、読んでくれたマザーグースの言葉遊びのリズムが凄く楽しかった。これがアナウンサーへの第一歩だったかなと思います」と振り返る。

 自宅の枕元の本棚には今も絵本が並ぶ。5歳の時に亡くなった父で俳優の竜崎勝(本名高島史旭)さん(享年44)が買ってくれた洋書の絵本を疲れた時に手に取って、色遣いを楽しんでいる。

 家族の思い出が詰まった絵本には自身の夢も広がる。「母がしてくれたように、子供に読み聞かせをしてあげたい。アナウンサーになって培った言葉で読んであげたい」と大きな瞳を輝かせた。

 「家族と過ごす時間を持ちたい」と望んだように、フジテレビ退社後の今年1月からは家で過ごす時間も多いようだ。「包丁のトントンという音がして、いいにおいのする朝が理想」と話し、退社後は、すぐに「いい音のする木のまな板を買いました」。料理は得意。毎朝、そのまな板でねぎを刻み味噌汁を作り、母と朝食をとって幸せをかみしめている。

 「この前、すじ肉の煮込みがおいしくできた。ゆっくり煮込みができる時間ができました」と笑みをこぼし「結婚は考えていなくて、子供への読み聞かせはまだ先」というが、幸せな家族との青写真は心に描いている。

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2011年5月4日のニュース