桂三枝 新たな挑戦“落語版・偉人伝”創作へ

[ 2011年4月21日 06:00 ]

DVDとCD「桂三枝の笑宇宙」をPRする桂三枝

 落語家・桂三枝(67)が20日、大阪市内で会見し、70歳となる再来年に向けた新たな挑戦として“落語版・偉人伝”の創作に意欲を見せた。

 放送中のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」がヒントになったといい「豊臣秀吉を落語にできたらと思いながらテレビを見てました」と笑顔。ほかにも「俳句を交えた落語も面白いと思うので、正岡子規とかも考えてます。一人にスポットを当てたものを作りたい」と構想を明かした。

 これまでに発表した創作落語は220作以上に上り、坂本龍馬と近藤勇がゴルフで対決する「ゴルフ夜明け前」は代表作の1つ。子どもにも分かりやすいと自負する創作落語を通じて「歴史の勉強ができるようになればいい」と“教科書”になることも願った。

 この日は3カ月連続でリリースされるCDとDVD「桂三枝の笑宇宙」第1巻が発売。大阪・京橋花月の公演を映像化したもので、副音声で三枝自らの解説も収録した。来年、再来年の4~6月にも1枚ずつリリースし70歳の誕生日を迎える7月に10作目を発売予定。「まだまだ頑張ります」と衰え知らずの情熱と鉄人ぶりをうかがわせた。23日には同劇場で発売記念サイン会を開催する。

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2011年4月21日のニュース