世界三大テノールの一人 ドミンゴが日本語で熱唱

[ 2011年4月10日 20:23 ]

東日本大震災の被災地に向けて、唱歌「ふるさと」を日本語で歌うテノール歌手のプラシド・ドミンゴ

 世界三大テノールの一人、プラシド・ドミンゴ(70)が10日、東京・渋谷のNHKホールで公演を行い、アンコールで、東日本大震災の被災者に向けて唱歌「ふるさと」を日本語で歌った。つやのある歌声が会場に響くと、観客は総立ちになり、拍手を送った。

 終演後、取材に応じたドミンゴさんは「世界にとって悲しい出来事で、被災者にかける言葉もありません。音楽は大したことはできないけど、聴いている間は苦しみを忘れてもらえると思います」と話した。

 自身もかつてメキシコで大地震を経験し、親類を亡くしたことを明らかにし、「いつか強い気持ちになれる日が来るので、そう信じて頑張ってください」と力を込めた。

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2011年4月10日のニュース