がんばっぺ福島!西田敏行が中畑氏が…同郷の被災者激励

[ 2011年3月27日 15:38 ]

避難所で被災者を激励し、寄せ書きをした西田敏行(前列右から3人目)、秋吉久美子(同右端)ら

 東日本大震災と福島第1原発事故を受けて東京都調布市の「味の素スタジアム」に開設中の避難所に27日、福島県出身の俳優西田敏行や元プロ野球選手の中畑清氏をはじめ、俳優秋吉久美子らが訪れ、炊き出しを行った。

 避難生活を送っているのは同県いわき市、南相馬市、双葉郡などからの66世帯、177人。クリームシチューで温まる人々に西田らが声を掛け、手を握って回ると、あちこちで笑みがこぼれた。

 西田は「みんな古里にとどまって復興に向けてアクションしたい時期だと思います。笑顔でいてくれますけど、内心は本当に切ないと思います」。寄せ書きに、鉢巻き姿の自身の似顔絵と「がんばっぺ!!」の一言を添え、「(福島は)メヒカリって魚がうまいんですよ、海で泳いでね…。美しい浜通り(地域)を、古里を、もう一回取り戻したい」と言葉に力を込めた。

 秋吉は「青春時代をいわき市で過ごしました。皆さんおつらいはずなのに、品格があって『みんなが優しくてうれしい』とおっしゃる。痛みを分け合って、笑顔を添えて、できることをしていかなければと、教わった思いです」と語った。

 この日は俳優梅宮辰夫、アンナ親子や小松政夫らも参加。呼び掛け人の中畑氏は「今だけじゃなく、どこまで続けていけるかだと思います」と支援継続を誓った。

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2011年3月27日のニュース