「愛した東北を応援」 井上ひさしさんの芝居続行

[ 2011年3月21日 06:00 ]

東日本大震災

 昨年亡くなった山形県出身の作家、井上ひさしさんの劇団「こまつ座」が、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで、井上さん作「日本人のへそ」の公演を続けている。

 大震災を受け、続行するか検討したが、井上さんの三女でこまつ座社長の井上麻矢さん(43)は「父の愛した東北を応援することにつながれば」と話している。麻矢さんによると、出演者、スタッフが話し合って決めた。「日本人のへそ」は、昭和30年代の東京・浅草を舞台に、岩手県から集団就職で上京した女性が職を転々としながら生き抜く姿を描く。石丸幹二らが出演。3月8日に始まり27日終演予定。

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2011年3月21日のニュース