首都圏の演劇また中止 藤原紀香はめげずに前向き

[ 2011年3月15日 06:00 ]

 東日本大震災を受け、14日も公演中止の発表が相次いだ。

 人気グループAKB48は、25~27日に横浜市の横浜アリーナで開催予定だったコンサートを中止。公式ブログで「計画停電を行う必要性のある状況の中、予定された内容でコンサートを行うことはできない」と説明。

 藤原紀香(39)主演のミュージカル「マルグリット」(東京・赤坂ACTシアター)は初日の11日から中止が続き、14日の開幕を目指していたものの、観客の安全などを考慮し再び中止。開幕予定は17日に延びた。主演の藤原紀香(39)は「劇場は安全面を考え、危険が考えられるものはすべて取り外しました。もし17日に初日を迎えることができたなら、大変なときに見にいらしてくださったお客さまを少しでも元気にできたら」とコメント。

 仲代達矢(78)主演の無名塾公演「炎の人」はすべて中止。北島三郎(74)の公演は16日まで、川中美幸(55)の公演は19日まで中止される。26日に全国183館で公開予定だった中国映画「唐山大地震―想い続けた32年―」の公開延期も決定。

 東京の新国立劇場では、15日から30日までの間、6公演を予定していた「マノン・レスコー」(プッチーニ)の新制作上演をすべて中止することを決定。一方、国立劇場も27日までの歌舞伎公演を、15日以降すべて中止。東京の国立演芸場や国立能楽堂、大阪の国立文楽劇場での主催公演も31日まで取りやめることが決まった。

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2011年3月15日のニュース