自慢の父が…瑛太、気丈に兄弟3人で喪主も憔悴

[ 2011年2月20日 06:00 ]

博文さんの経営していた焼き肉店の前に置かれていた手紙

 俳優の瑛太(28)の父で、16日に東京都板橋区の自宅で首をつって死亡しているのが見つかった永山博文さん(55)の密葬が19日、都内の斎場で営まれた。瑛太は昨年9月に結婚した歌手の木村カエラ(26)や同10月に誕生した長男を伴って参列。元俳優の兄と、弟で俳優の永山絢斗(けんと、21)と3人で喪主を務め、気丈に振る舞っていたという。

 密葬はこの日午前、営まれた。約20人の参列者は、離婚した元妻のほか、博文さんの両親や姉ら近親者のみ。遺書と見られる文書には「喪主は瑛太で」とあったが、次男の瑛太ら兄弟3人で喪主を務め、あいさつした。

 参列した親族の1人は「きちんとお見送りできました」と話した。ただ、関係者によると、瑛太も絢斗も憔悴(しょうすい)しきっており、声もかけられない状態だったという。

 遺体はそのまま同斎場で荼毘(だび)にふされた。午後4時ごろ、報道陣のカメラを避けるように瑛太やカエラ、絢斗らが分乗した2台の乗用車が斎場を後にした。

 映画のロケを行っていた山形県で悲報に接した瑛太は撮影をいったん中断し、前日18日の深夜に帰京。変わり果てた父親と斎場で悲しみの対面を果たした。関係者には「今晩はお父さんに付き添っていたい」と話して遺体が安置されている部屋にこもりきり、一睡もしないまま告別式に参列したという。

 自宅近くで焼き肉店「瑛斗弥(えどや)」を経営していた博文さんは、イケメン店長として人気で、瑛太にとっても自慢の父だった。店の前にはこの日、ビールケースが祭壇のように積み重ねられ、その上に花や一升瓶が供えられた。子供の字で「瑛太パパ、ありがとう。もっといっぱい遊びたかったよ。天国で安らかに眠ってね」などと記されたカードもあった。

 瑛太は数日中に山形県に戻り、再び撮影に臨む予定。その後も映画やドラマのスケジュールが詰まっている。

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